5.12.2016

【認知心理学】認知科学 情報処理

【認知心理学】


認知心理学とは
 知覚、記憶、学習、言語理解などの人間の知的な情報処理のしくみをコンピューターのプログラムをモデルにして研究する。
 認知とは人間の知覚や記憶といったものから、解釈や判断を行う過程を認知とされいる。

研究対象
 脳科学・神経科学・神経心理学・情報科学・言語学・人工知能・計算機科学など

つまり
 人間は普通に生活をしていると、いろいろな情報処理がなされています。人と一緒に居るとき、一人のとき、何かを見てるとき、何かを聞いているとき・・・・などなど。
 日常的で一般的な状況において、人間はいままでの経験をもとにして、一定の知識やイメージなどを構成することができます。(無意識でも)。
 また、そういった経験から構成された一定の知識やイメージなどは、常日頃ほぼ連続的に生活で活用されています。
 このような一定の知識やイメージなどのことを「スキーマ」と呼びます。


スキーマ例として
たとえば
 「昨日マックでハンバーガー食べた」
と、言う会話を聞いたとします。

 この会話を聞いた瞬間に頭の中ではハンバーガーのイメージが出てくるかもしれません。
耳から取り入れた情報が、頭の中でイメージ化されて情報処理されています。
味まで思い出す人もいるかもしれません。
言葉だけで、そのモノを見ていないのに

 しかし、「マックに行った事が無い」もしくは「マックそのものを知らない」「ハンバーガーというものを見たことがない」
と、いった人もいるかもしれません。


その人にとっては、「?」となるだけで、ぜんぜん違うイメージをしてるかもしれません。
頭の中では「食べ物」という情報だけでイメージをいろいろ組み合わせるでしょう。
今回の情報は、新しい情報、知識、経験としてインプットされるでしょう。

つまり、同じ言葉を聞いても、人それぞれ情報の処理の仕方が違ってくるのです。


厄介な認知
 
 この【認知】というものが厄介なのが、知識、経験に基づいたイメージというものはなかなか消すことができず
消したい記憶、消したい経験だったとしても、構成化されたスキーマはなかなか消せません
より強く構成化される場合もあります。関連付けられた情報から記憶がよみがえるなど。
認知しているものが貯蔵されて構成化されたデータだと、とても厄介な場合があります。




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