4.30.2016

3.治療準備

Ⅱ 血液透析の手技に関する操作

3.治療準備

                         目次へもどる

1)透析室スタッフ立会いのもと、体重測定を行う。

2)透析記録用紙にバイタルサイン、治療条件、薬剤、補液等を記載する。

3)穿刺部位および周辺皮膚の状態を観察し、異常があれば消毒液や固定用テープの変更を考慮する。




解説


1)           透析室スタッフ立会いのもと,体重測定を行う.

2)           透析記録用紙にバイタルサイン,治療条件,薬剤,補液等を記載する.

スタッフは,体重測定,血圧測定,一般状態(顔色,呼吸状態,四肢・顔面浮腫など)の観察を行い,さらに前回透析終了後からの体調異常などについて聴取する.異常時には医師に当日治療の可否について上申する.体重測定では,測定ミスを生じないように,必ずスタッフが確認をする.総除水量,時間あたり除水量,血液流量,透析液温など条件設定を行う.これら条件の設定値を患者に説明する.

3)           穿刺部位および周辺皮膚の状態を観察し,異常があれば消毒液や固定用テープの変更を考慮する.

バスキュラーアクセスの観察を行い,穿刺部位や皮膚状態を観察して消毒薬やテープによるかぶれ等について確認をする.これら手順については各施設で標準化したリストを基に行うようにする.



0 件のコメント:

コメントを投稿